執筆者 nekoya design | 8月 17, 2024 | 猫
何歳の頃だったか、田舎のおじいさんの家で宮沢賢治の「どんぐりと山猫」を読んだことを、今でも鮮明に覚えている。まだ漢字が読めない頃でルビを頼りに読んだ。以下抜粋「・・・ね床どこにもぐってからも、山猫のにゃあとした顔や、そのめんどうだという裁判のけしきなどを考えて、おそくまでねむりませんでした・・・そこはうつくしい黄金きんいろの草地で、草は風にざわざわ鳴り、まわりは立派なオリーブいろのかやの木のもりでかこまれてありました・・・空が青くすみわたり、どんぐりはぴかぴかしてじつにきれいでした・・・やまねこはまだなにか言いたそうに、しばらくひげを...
執筆者 nekoya design | 8月 17, 2024 | 猫
ネットで調べると、「猫のひげは触毛で、毛根には神経が集中しており、少しの刺激や温度変化も敏感に感じ取れるようになっている。周りの存在や危険の察知、ジャンプや高い場所を歩くときの平衡感覚、障害物との距離感を掴むなど、大きな役割を果たしている。」と出てきた。猫のひげは鼻に入るとこそばゆく、靴下に刺さっているのに気づかずに踏むと、それなりに痛い。ブログなどを読むと、抜けたひげを大事に収集している人も多そうだ。猫に抜けたひげを見せると、食われることが多いのは気のせいだろうか?猫同士で毛繕いをしている時も、よく食われて短くなっている子が出てくる...
執筆者 nekoya design | 8月 17, 2024 | 猫
動物にも心がある。そういう発言を聞いて、驚くことが度々あった。いや、わざわざ言うまでもないことだろう、そんな当たり前のこと。私はそう信じていた。しかし世の中には、動物には心がないと思っている人が、それなりにいるようだ。感情や心が人間だけのものと思うのは、人間以外の動物が人間の言葉を喋らないからだろうか。喜び、怒り、悲しみ、恐怖…。動物たちを少しでも観察すれば、彼らがどれ程豊かな感情を持ち、言語以外の方法でコミュニケーションをとっているか、すぐに分かると思うのだが。コンラート・ローレンツの「ソロモンの指輪」は、そんな動物たちの声で溢れて...
最近のコメント